スーツがきれいでも、インナーのワイシャツにしわがあったり、汚れていたりするとアンバランスです。そのため、ワイシャツを気持ちよく着るために、パリッとのりを効かせたいですよね。そこでここでは、ワイシャツを気持ちよく着るために洗濯のりの使い方をご紹介します。
洗濯のりを使うには意味がある
どれだけアイロンをしっかりかけても、しわは無くなってもはりは出てきません。はりを出すには「洗濯のり」が必須です。洗濯のりは主成分の違いで2種類に分けられます。
・天然のり・・・でんぷん
・合成のり・・・化合物（ポリビニールアルコールや合成でんぷん）
どちらを使っても、パリッとはりのあるワイシャツになります。では、具体的にメリットはどのようなことがあるのでしょうか？
ハリが出てしわを防ぐことがメリット
洗濯のりを使うことで、ハリが出てしわを防ぐことがメリットです。それと同時に、生地にコーティングを施し汚れやシミといったものが付着しにくくなります。コーティング効果の強さはさまざまで、数回洗濯しても落ちないタイプや1度の洗濯で落ちてしまうタイプなどがあります。
洗濯のりは柔軟剤と一緒に使うことも可能です。そのため、柔軟剤と洗濯のりを同じ割合で使用すると、ハリが出て香りも付きます。
洗濯のりの使い方はタイプで違う
洗濯のりは主成分の違いだけではなく、形状の違いもあります。主に乳液タイプ・ジェルタイプ・スプレータイプの3種類です。ここからはそれぞれのタイプ別で洗濯のりの使い方をご紹介します。
洗濯のりの使い方～乳液タイプ・ジェルタイプ～
乳液タイプとジェルタイプは、洗濯後にすすぎコースで使用してください。理由は洗濯で汚れを落としてのり付けをすることで、ワイシャツにはりが出るからです。
1.いつも通りに洗濯をし終わったらワイシャツ以外の衣類を取り出す
2.ワイシャツのみが入った状態で「すすぎコース」を選ぶ
3.注水が終わったら規定量の洗濯のりを直接、洗濯槽に入れる
4.軽く脱水して修了
使用する洗濯のりによって、適用量は異なります。また、洗濯のりを洗剤の投入口に直接入れてしまうと固まったり詰まったりするため、直接入れてはいけません。入れるのは必ず洗濯槽に直接入れてください。
洗濯のりの使い方～スプレータイプ～
スプレータイプは、アイロンの熱が加わることでのり付けができます。使用する範囲は、部分的に使うことです。
1.軽く手でワイシャツのシワを伸ばす
2.スプレーのりをワイシャツから少し離して吹きかける
3.軽く乾かしたら、低温でアイロンがけをする
洗濯のりでパリッとさせたワイシャツを着よう
洗濯のりでパリッとしたワイシャツはとても気持ちいいですよね。正しく洗濯のりを使って、清潔で気持ちいいワイシャツで仕事をしましょう。